心も身体も健康でいよう
危険を知ることが、身を守ることにつながる
子どもに危険や事故の防止、対処の仕方について教える
(小学生低学年~中学年)
行動範囲がぐっと広がる小学生の時期は、大人の目の届かないところで事故や事件に巻き込まれる場合も少なくありません。
大切なのは、子ども自身が何が危険なものなのかを知っておくことと、危険を回避する方法を身につけておくことです。「家の前の道は日中は車が多いから子どもだけで歩くのは危険。ちょっと遠回りになるけれど、車の少ない安全な道を通って遊びに行こうね。」というように、子どもがわかるように、何度も伝えることが大切です。
こうしたやりとりの中で、子どもは危険なものを知り、どう回避するかを学んでいきます。
また、思いがけない危険もあります。例えば、見知らぬ人からイヤなことをされそうになったときには、どうすればよいのかを教えることが大切です。
(小学生高学年~中学生)
子ども自身が、自分のことは自分で決められるようになるための第一歩として、自分の心と身体は自分で守れるようになることが挙げられます。何が危険で何が安全か、自分で判断できるようにすることが大切です。そして、思いがけず危険が降りかかってきたら、どうするか。
いざというときに子ども自身が危険回避できるよう、普段から親子で話し合うことが大切です。
一緒に食事をするって、とても大切
家族一緒の食事を大切にする
子どもにとって、食事は身体の健康だけでなく、心の成長にも深くかかわっています。家族一緒に食事をすることによって、家族のふれあい、食事のマナーなど社会性を深めることにもつながります。できるだけ家族そろっての食事を習慣にしましょう。 また、食事を一緒に「つくる」ことも大切です。自分の手で食事をつくることを通じて、食材や調理方法について学ぶことができます。また、家族のために食事をつくる喜びや達成感を実感することができます。
一緒に食事をつくって一緒に食べることを通じ、食に関する知識や豊かな心をはぐくんでいきましょう。
子どもたちの体力が低下しています
子どもにはできるだけ外遊びやスポーツをすすめる
子どもたちが、外遊びや運動・スポーツで身体を積極的に動かすことは、子どもの成長にとって大切です。
身体を動かすことによって得られる体力は、人間の活動の源となるものですが、近年、子どもたちの体力は低下してきています。
さまざまな外遊びや多様なスポーツ活動を通じて、基礎的な体力や運動能力を身につけさせましょう。同時にスポーツなどで身体を動かす楽しさや喜びを体感させ、運動・スポーツに主体的に取り組む態度を養いましょう 。
(文部科学省発行 「家庭教育手帳」より )