福井市国際文化交流大使(FCA)のテレンス・ワンさんが簡単な英会話を教えてくれるよ!一緒に勉強しよう♪
日本語の「ドンマイ!」は海外で通じない!?
「ドンマイ」とは、英語の「Don’t mind」の略です(「don’t」の「’t」と「mind」の「nd」が言葉の流れのために省略されています)。でもそれだけでは通じないことはないでしょう。そうだったら、原因は何でしょうか?
「ドンマイ」の由来は英語の「I don’t mind」(私は構いませんよ)です。誤解を招く原因は主語です!
正確に言うと、日本語では主語をはっきり言わなくても、話の流れだけで主語が分かることが原因です。このフレーズがだんだん日本語化されてしまい、最終的に主語がなくなりました。「アイ ドント マインド」の「アイ」、「ト」と「ンド」が省略されて「ドンマイ」になりました。言いやすくなっているけれど、元の意味と少し異なっています。
主語がなかったら「私は構わないよ」が命令形になって「構うな」に変わってしまうので気を付けてください!
次の例文で確認しましょう~
英語の「I don’t mind」の使い方からすると…
A: Hey, do you mind if I use the computer?
A: ね、パソコンを使っていい?
B: No, I don’t mind.
B: うん、(私は)構わないよ。
では、次「ドンマイ」を使ってみましょう。
A: Hey, do you mind if I use the computer?
A: ね、パソコンを使っていい?
B: No, don’t mind.
B: うん、構うな。
話がかみ合っていませんね。主語は大事です!
「ドンマイ」をそのまま英語で表現したいのなら「Don’t worry about it」(気にしないで)を使いましょう!
*「ドンマイ」激励の言葉として*
「We’ll get ‘em next time」(次、私たちは負けないからね)と上記のとおり「Don’t worry about it!」をよく使います。要は「今回は気にするな。頑張ろう」などのポジティブ思考を表現しています!
「ドンマイ」は海外で通じないと言いましたが、日本語でも「構う」のところが一緒なので、実は全く通じないことはないと思います。ただ相手がネイティブではない場合、通じるかどうかが怪しいところです。
Well, that’s all for now! See you next time!