毎年、東郷こども園では、園庭の一角にある畑で野菜を育てています。今年も子ども達と相談して、5歳児は『じゃがいも・トマト・いんげん豆・なす』、4歳児は『ミニトマト・枝豆・ピーマン・さつまいも』を育てることになりました。
近くの農園で買ってきた苗をじっと観察する子ども達。
葉を触って「ざらざらや」「ちくちくする!!」の声。
「トマトの匂いがする」「これ、臭い~」など、つぶやきも聞こえてきました。子どもの表情からも、今から始まる『野菜づくり』への期待が膨らんでいる様子が伺えました。
自分達で畑を耕して…苗植えの時には、「大きくなりますように!」と土を被せる手にも力が入っているようでした。
そして、毎日の水やり当番が始まると、この水やり当番が朝一番の楽しみになっている子も多く、「水やり、行って来ま~す!」とはりきって外に出て行く姿や「〇〇ちゃん、早くおいで~」と友だちを呼び合う姿も見られ始めました。
『朝の会』では、「トマトは赤いけど、あたまが緑だったよ!!」「いんげん豆にアリがのぼってました」など、水やりをしていて気づいたことを報告する子が増えていく中で、友だちがビックリすると『すごいでしょ⁈』と、ちょっと良い気分♪の表情が見られるようになりました。
『発見したことをみんなに知らせたい!』という気持ちが、水やり当番への意欲に繋がっているように感じます。
7月中旬~ いよいよ収穫の時期!!子ども達は収穫物を大事そうにお部屋に持って帰ります。たくさん収穫できた時には、何個とれたかを数えてみたり、絵に描いてみたり…。そして、どうやって食べようかとみんなで相談。時には、給食の先生に調理をお願いすることもあります。
自分達が味わった後には、「次(とれた野菜)は、他の組のお友だちにあげよう!」と決まることも…。「喜んでくれるかな」「美味しいって言ってくれるかなぁ」と、楽しみな様子です。全員が食べられるように、一つの野菜を人数分に細かく切り分けることもあります。「園長先生もどうぞ!」と小さく切り分けられたトマトひとかけらを食べると、子ども達の気持ちも伝わってきて…いつもと違った格別の味!!とても美味しく感じました。