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Vol.42 子育て中の夫婦が仲良くあるために

最終更新日:2023年6月8日

子どもが生まれると2人だけの時期は終わり、育児期は忙しく子どもが中心で、夫婦の仲は二の次になる方も多いかもしれません。夫婦のイラスト
しかし、パパママが仲良いことはお子さんへきっと良い影響を与えると考え、忙しい中でも楽しく過ごせるようなヒントを今回コラムに書かせてもらいました。
ママだけでなくパパにも読んでもらえたら嬉しいです。 

《産後の体を理解してほしい》
出産を終えた体は色んな所にダメージがあり、回復にも時間がかかります。
膣内の粘膜が弱くなり、粘液が少なくなり傷つきやすい状態になっています。
少しの刺激で出血してしまうこともあります。
妊娠・出産で骨盤は開き、しばらくは緩んだ状態が続きます。
授乳中はおっぱいが張りやすかったりして、触られるのが苦痛な方がいます。
またホルモンのバランスが不安定なのでイライラしたり、気持ちがネガティブになりやすかったりします。
体も心も不安定な時期であり、さらに育児に追われて気持ちに余裕がないことも多いと思います。

パパは、今までは妻が優しかったのに、出産後自分の事はないがしろにされて面白くないと思う方もいるかもしれません。

このようなこともお互いに話をして理解して、お互いを気遣うような関係になれたら今まで以上の仲になれるかもしれません。

赤ちゃん訪問などで夫婦仲について尋ねることもありますが、最近の夫婦はお互い協力して育児や家事をしているなと感心します。
ひと昔は、育児は主に母親がすることで、父親が少しでも手伝ってくれるとやってあげた感が強くて、母親は誰にも感謝されず泣く泣く育児をしてきた方もとても多かったと思います。
時代が変わり核家族も多くなり、育児に協力的なパパが多くなってくると「イクメン」という言葉が生まれて、徐々にパパも育児休業を取得することが増えて、夫婦で育児することが当たり前になってきました。もはや「イクメン」は普通のワードになってきているといわれています。
夫婦で育児するようになってきていることはとてもいいことだと私は思います。
ただ離婚率は昔より増えて、今は3組に1組が離婚するような時代になってきました。
離婚の理由はいろいろあると思いますが、幸せな結婚生活を送りたいと思って結婚したのならそれなりに努力は必要になると思います。
育った環境が違うので価値観の違いなどあるかもしれませんが、お互いに尊敬し、夫婦の中で感謝の気持ちが高い方たちはすごく良い関係でいるなと思っています。

《仲良くするためのコツ》
◎育児や家事で意見が違う→「そういう考え方もあるんだね。」と一方的に否定しない。
◎洗濯物を干してくれたけど、この干し方どうかと思う等→まず干してくれたことに「ありがとう」と感謝して、どうしても干し方に物申したいなら、やんわりとこうして干してくれたら助かると伝える。
◎2人だけの時間を大切に→記念日などはお祝いしたり、子どもが寝た後など2人で楽しむ時間を設ける。
◎夫婦それぞれ自分の時間も大切にする→今回はパパがみてくれて友達とランチにいけたから、来週はパパがお友達と出かけてきてなど。
◎忙しい、しんどい時など→素直に頼る。協力してくれたら感謝する。

《夫婦生活について》
産後1か月健診などで特に問題がなかったら、そこから夫婦生活の開始OKという指示が出ます。
ただ産後2か月くらいまで悪露が持続している方もいますし、まだ傷が痛む方もいます。
子宮が完全に回復するのには2か月かかるといわれています。
生理の再開は、人によりそれぞれで、完全母乳だから生理が来ないというのはあくまでも噂で、完全母乳でも生理の再開が産後3ヶ月以内に来たという方もいます。
生理の前には排卵している可能性が十分あるので、すぐに子どもが欲しいと思わないならば避妊は大事です。
産後は性欲が減退する方もいます、そんな時もパパの気持ちを理解してきつく拒否するのではなく、他の方法でスキンシップをしたり、パパはママにマッサージなどで癒したりしてあげると良いかなと思います。産後の夫婦生活の再開がスムーズな方はその後の結婚生活も円滑になりやすいそうです。家族でいることがハッピーでいてもらえたらなと思います。

助産師 加藤菜津子

お問合せ先

福井市 福祉部 子育て支援課
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2023年6月8日

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