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Vol.32 熱中症対策

最終更新日:2018年8月3日

 毎日異常な暑さですね。酷暑のレベルを超え気象庁も「災害と認識している」とした上で注意を呼びかけています。
 毎日、熱中症のニュースが流れています。子どもや高齢者には今年の夏の暑さ対策はかなり大変ですね。
 熱中症予防が大事です。今回は『子どもの熱中症』について考えてみます。
 熱中症とは、高温多湿の環境で、身体が適応できなくて生じるさまざまな症状のことです。
 人間は、体が熱を産出する機能(産熱)と体から熱を放出する機能(放熱)のバランスによって体温を調整しています。体温より気温が高くなると、汗をかいて気化熱を放出して体温を平常にします。
 気温が高くなると、汗をかいて体温を下げようとしますが、大量に汗をかくと、体内の水分が無くなりこれ以上汗をかけなくなります。そのため体温が下がらず上がってしまい体温調整機能が働かなくなり、熱中症の症状が出てきます。子どもは大人に比べて熱中症になりやすいです。

なぜ子どもは熱中症になりやすいの?
1.暑さに弱い
 子どもは体温調整機能が未発達です。汗をかく機能も未熟です。大人に比べると暑さを感じてから汗をかき始めるまでに時間がかかり、熱がこもってしまい体温が上がってしまいます。また、体内の水分量も大人に比べると多いため、外気温の影響を受けやすいです。気温が体表温度より高くなると、熱を放出できなくなってしまいます。
2.地表面からの照り返しの影響を受けやすい。
 子どもは大人に比べて体表面積が小さく、熱を放出することが苦手です。また、身長が低い分地表からの照り返しの放射熱を受けやすいです。大人の温度の感じ方よりも2~3度高く感じていると言われます。
3.自分では予防できない。
 子どもは、体調の変化をうまく訴えられないことが多いです、遊びに夢中になってしまうと、体調の変化に気づきにくいので、大人が異変に気づくことが重要です。

子どもの熱中症予防はどうすればいいの?
1.こまめな水分補給。
 汗をかいたら、水分補給を心がけましょう。遊びに夢中になっているときは汗の状態や頭・体が熱くないかに気をつけてください。汗をかいていたら15~20分毎に体調をチェックし、水分を飲ませましょう。
熱中症予防なら、麦茶がいいかもしれません。1回に50~100mlを飲ませましょう。一度に多量に飲むと、水分が吸収せずに、汗として排出されてしまいます。冷たい飲み物は胃腸の機能を低下させるので、おすすめしません。やや冷たいくらいがいいと思います。
2.気温と体温に合わせて衣服を調節する。
 通気性、吸収性のよいものを選びましょう。汗で湿ってきたら着替えましょう。外出時は必ず帽子をかぶりましょう。1歳未満で自立歩行ができないお子様の場合は、体温調節が未熟なので、汗で気化熱が奪われると体が冷えることがありますので、できれば肩、肘、膝が隠れるくらいの衣服がよいです。
3.子どもの異変に気づきましょう。
 顔が赤い、大量の発汗、体が熱い、動作が鈍い、水分が取れない、おしっこが少ない等いつもと比べておかしいような感じであれば熱中症かもしれません。大人の気づきが重要です。
4.外遊びは要注意。
 日差しが強い中での遊びは危険です。涼しい環境をつくりましょう。室内でも涼しくしましょう。
 ベビーカーは地面からの照り返しの輻射熱で暑いです。ベビーカー、チャイルドシートの暑さ対策も重要です。プールや海遊びも水温が30℃以上になると、水の中で汗をかくことができなくて熱中症になることがあります。十分注意しましょう。
5.暑さに負けない体力をつける。
 暑くなると食べなくなったり、眠れなくなったりしますが、子どもの体力をつけるためには、よく食べ、よく寝て、よく遊ぶことです。食事、睡眠時には涼しくすることを心がけましょう。子どもにとってお昼寝は暑さで疲れた、脳と体を休めるためにも重要です。必ずお昼寝タイムを取りましょう。
 遊んで汗をかくことも大事です。体が熱くなったら、汗をかいて体温を下げる機能を身につけさせましょう。幼児期に汗かき機能を身につけないと学童期に暑くても汗がかけなくて熱中症になりやすくなります。また、汗かきのスキンケアも忘れずに行いましょう。

熱中症が疑われるときは?
1.めまい、頭痛、気分不快などの症状があれば、涼しいところで休ませる。
2.水分が取れるようなら、1口ずつイオン飲料やスポーツ飲料、経口補水液を飲ませる。
 水分が取れないときは重症です。受診しましょう。
3.体が熱いときは首回り、脇の下、そけい部(太い血管のあるところ)を冷やす。体温が40度以上なら受診しましょう。
4.状態が回復しないときは受診しましょう。
5.意識障害、けいれん、チアノーゼ、ぐったりしている、おしっこが出ない、冷や汗、歩けない、泣かないときは救急車を呼びましょう。

妊婦さんも暑さには弱いです。
 妊婦さんは、免疫力の低下、循環血液量の増加、消化機能の低下、体温高め等、妊娠による体調の変化があるために熱中症になりやすいです。こまめな水分補給、食事、睡眠、適度な運動、日常生活リズムを整えることが大事です。疲れたら休みましょう。涼しい環境は必要ですが、体の冷えには気をつけてください。

 まだまだ、この暑さは続きそうです。しっかりと食事、睡眠をとり、生活を整え暑さに負けない体力をつけましょう。こまめに水分を取り(起床時、朝食、おやつ、昼食、おやつ、夕食、入浴前後、就寝時を目安にコップ1杯ずつ水分取りましょう)無理をしないで、疲れたら休むことも大事です。くれぐれも熱中症にならないように気をつけましょう。

  

助産師ネットワークたね 代表 川端起代美

お問合せ先

福井市 福祉保健部 子育て支援室
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2018年8月3日

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