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Vol.11 災害時の注意事項について

最終更新日:2011年3月25日

3月11日 東日本地震により大きな被害を受けました。
たくさんの方が亡くなられ、行方不明になりなした。ご冥福を祈ります。
今回は地震、津波、原発の被害を受け広範囲の災害となりました。
今月は、いつ起こるか分からない『災害時の注意事項について』考えてみたいと思います。
特に妊婦さん、お子様が小さいと不安も大きくなりますね。 

□ 災害時の緊急避難について

  • まずは自分と子どもの安全確保。
  • 避難場所、避難経路、避難物資は確認して置くこと。
  • 避難時の持ち物は最低3日分の生活必需品は準備して置くと良い。
  • 自治体の指示に従う。自主避難も検討する。 

□ 避難生活について

  • 子どもも不安が強いと機嫌が悪くなったり、ぐずったりすることもある。不安を取り除くことが第1です。
  • 生活環境が変わると、落ち着きがなくなる。声かけして抱っこしたりして傍にいる。
    安心感を与える。
  • 安心して休める場所の確保。なかなかプライバシーの確保は難しい。
  • 脱水に注意。水分補給はこまめに。水を飲ませる。乳児は母乳を頻回に飲ませること。妊婦さんも血液の循環を良くするためにも水分の補給は大事です。
  • 感染症の予防。保温。体力の保持に努める。濡れティッシュ、アルコール消毒などで手を拭く。インフルエンザ、風邪、感染性胃腸炎、など集団感染に注意する。
    体調不良の時は必ず申し出ること。
  • 食糧の確保。非常食の準備。レトルト離乳食の準備。食べられそうなものは少しづつ食べる。配給食は長く放置しないこと。
  • 生活のリズムの変調。遊びをとりいれる。生活にメリハリをつける。適度な運動。 妊婦さんは同じ姿勢を長時間とっていると血液の循環が悪くなるので、時々ストレッチ体操をするとよい。
  • 睡眠の確保。疲労時は横になって休むこと。

 自治体の支援が届くのに2、3日かかると言われています。1、2日間の生活に関しては自己責任と言われます。災害はいつ起こるかわかりません。備えだけでもしておくとよいと思います。ご家族の避難場所、集合場所は決めておきましょう。

 今回、原発事故により放射能被曝の問題がありました。放射能は自然界にも微量存在していますが人体への影響はほとんどありません。

 今回問題になった放射性物質ヨウ素131は水に溶けやすく人体に入ると甲状腺に障害が起こるものです。日本の安全基準はかなり厳しく設定されていますのですぐに人体への影響はないですが、長い期間取り続けると影響出てくる可能性もあります。

 水道水の汚染が言われていますが、飲んですぐに影響が出てくる数値ではありませんが、あまり体には入れない方がいいですよね。放射性物質が体の中に入るとなかなか排出されないので体の中に蓄積されていきます。長年にわたると何か障害が出てくるかも知れませんね。こんな質問がありました。

Q 水道水を飲むと障害が出てきますか?
A 今の基準値では一年間以上毎日2ℓ以上飲み続けると多少影響があるかも知れませんが、何度か飲むだけではすぐには影響ありません。でも、子どもはできるだけ飲まない方がいいですね。

Q 妊婦が飲んでも大丈夫か?
A 今の基準値では影響ありません。でも、できるだけ避けたいですね。

Q 母乳は大丈夫か?
A 母体の体内に入ると多少母乳に出てきますが乳児への影響はほとんどないと言われています。

Q 水道水煮沸すると放射性物質は無くなりますか?
A 煮沸しても無くなることはありません。放射性物質は時間がたつと放射能が半減します。たとえば、放射性ヨウ素131は8日間で半減します。水道水汲み置きしておくと良いそうです。

Q 放射能汚染された水道水で洗濯は大丈夫か?
A 体内に入らなければ大丈夫です。洗濯、入浴、手洗い、うがい、洗顔、洗髪、食器を洗う、など体内に入らなければ大丈夫です。

 

 災害時は情報が氾濫しがちです。正しい情報を集めることが大事です。避難場所の掲示板、ラジオ、からの情報に注意しましょう。
 災害は忘れたころに起こりがちです。日頃からご家族で災害時の対処について話すことも大事ですね。この機会に是非ご家族で避難場所、避難経路、緊急連絡先などについて話合ってみてはいかがですか?

 『助産師ネットワークたね』 代表 川端起代美

お問合せ先

福井市 福祉部 子育て支援課
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2011年3月25日

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