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Vol.2 夏かぜあれこれ

最終更新日:2010年7月1日

夏かぜあれこれ 夏かぜが流行し始めました。福井県感染症情報(http://kansen.erc.pref.fukui.jp/ )による福井県内の感染症発生状況調査(6月14日~20日)での上位5疾患を挙げてみると、第1位:『感染性胃腸炎』、第2位:『手足口病』、同じく第2位:『A群溶血性レンサ球菌咽頭炎』、第4位:『水痘』、第5位:『伝染性紅斑』になります。

 『感染性胃腸炎』(特に子どもの下痢)は、夏は細菌性が多く、冬はウイルス性と、それぞれはやる時期が違っていると言われてきました。
 現在では冷暖房が完備し、温暖化の影響も有り、冬でも細菌性の下痢(食中毒)の発生も有り、夏でもノロウイルスを中心としたウイルス性の胃腸炎も多く発症しています。

 第2位の『手足口病』は夏かぜの一種です。その名の通り手、足に水泡そして口の中にブツブツが出来る変な病気です。軽い熱やのどの痛みはありますが、大半は数日で治ります。

 第5位の『伝染性紅斑』はほほに平手打ちした様な赤く少し盛り上がった紅斑と手足にレース模様の紅斑が出来る病気です。「ほっぺた」がリンゴの様に赤く見える事からリンゴ病とも呼ばれています。これも夏かぜの一種です。たいていは熱も無く、特別他に症状も無く治っていきます。

 現在は第6位ですが、これから急上昇し増えてくると思われる病気に夏かぜの代表『ヘルパンギーナ』が有ります。熱とのどの痛みが有り、のどちんこの上のあたりに口内炎が並んでできます。脱水症にならないように水分だけは工夫して飲ませましょう。

 この3種の『夏かぜ』は共に熱が無く、元気であれば学校、園を休む必要はありません。

 ただ、夏かぜは時折、合併症として髄膜炎を起こす事がありますから、激しい運動は体力が回復してからにしましょう。

 完全に治るまで登校・登園してはいけない夏かぜもあります。お医者さんのイラスト
 『プール熱』です。正式には咽頭結膜熱と言うアデノウイルスによって起こる病気です。4~5日続く高熱、のどの痛み、目も赤くなるといった症状があります。プールでうつる事があるため『プール熱』と言う名前がつきました。
 完全に治るまでプールは控えましょう。

 梅雨も終われば真夏日の続く毎日となりそうです。早寝早起きを守り、元気に夏を過ごしましょう。

 文責:清水小児科 清水紘昭

お問合せ先

福井市 福祉部 子育て支援課
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2010年7月1日

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