市販の場合種類が多く、どのような内容、どのレベルの本を購入したらよいか選ぶのに大変です。 適切な本を選ぶにはどうしたらよいでしょうか?ちなみに子どもは5月末で2歳になります。女の子です。 また、公共機関などで「読み聞かせ」に関する一連の本の提供などしてくれるサービス(有料含む)はあるのでしょうか?
(匿名)
確かに、市販の本は種類が多く、選書に困ることと思います。
私ども司書からみると、なぜこんなものを出版するのか?と疑問に思わざるを得ないものもあります。
子どもの本を選ぶときによく言われることは、まず、四半世紀を過ぎたものを先に選ぶことです。つまり、出版から25年以上たったもの、ということです。出版物には必ず「奥付」と呼ばれる、出版年などを表記したところがありますが、そこの初版の年数を見ます。たとえば、『ぐりとぐら』のようにとても有名なものは50年以上前に出版されていますが、当館では一番人気の本です。永年どの世代の子どもにも喜んで読み継がれてきたものは良いものが多いのです。
もちろん新しい本にも良いものもありますが、選ばなくてはならないのが難しいです。
どうぞ、図書館へおいでください。図書館の絵本はすべて司書が選書しております。一つの指標と考えていただけると思います。
また、読み継がれてきた本のコーナーもありますので、定番のよい絵本がいつも複本(同じ本を何冊もおくこと)で置いてあります。 読み聞かせや子ども読書に関する大人向けの本も特別にコーナーにしてあり、保護者や読み聞かせボランティア、教員の方等がよく利用されています。さらに質問があれば、すべての館に児童担当の司書がおりますので、遠慮なくお尋ねください。お待ちしております。
(福井市 みどり図書館)