皆さんは、朝ごはんを食べていますか。朝ごはんは1日の始めのエネルギー源となる、とても大切な食事です。
<朝ごはんの役割>
朝ごはんは、脳と体のエネルギー源です。人は眠っている間もエネルギーを使っています。朝起きたばかりの頭や体はエネルギー切れの状態です。朝ごはんを食べないと、脳と体に栄養が行き届きません。体がだるい、頭がすっきりしない、イライラするといった症状がでることもあります。また、代謝が上がらず、太りやすい体質をつくることにもなります。
朝ごはんを食べるときは、食べ物を目で見て楽しみ、においをかぎ、しっかり噛んで味わいましょう。手や口を動かしていると、体温が上がり、体も脳も目覚めてきます。また、朝ごはんを食べると腸が刺激され、排便しやすくなり、消化器官が動くことで体内のリズムも整ってきます。
1日を頭すっきり、体も元気、気分爽快にスタートさせるために、毎日の朝ごはんは大切です。
※さらに果物や牛乳・乳製品を加えるとバランスアップ!
<早寝早起き朝ごはん!>
朝ごはんを食べるコツは、早寝早起きです。体は、活動するための準備が整うまでに、目覚めてから約30分かかります。起床から食事までの時間をしっかりとれるように、早起きすることが重要です。また、一緒にいる大人が食べないと、子どもも朝ごはんを食べないという調査結果があります。大人も早寝早起きの習慣をつけて、一緒に朝ごはんを食べるようにしましょう。忙しい朝に、きちんとした朝ごはんを作る習慣を身につけることは大変です。具だくさんのみそ汁やおにぎりを前夜に作り置きしておく、時間があるときにご飯やお好み焼き、ゆで野菜などを1回分ずつ小分けにして冷凍しておくなど、忙しい朝でも手軽に食べられる工夫をしてみましょう。
(福井市保健給食課 管理栄養士)