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パパもママも子育て

最終更新日:2017年2月1日

パパもママも子育て

 
 ついついママが主役になりがちの子育てですが、本来ママひとりで簡単に抱えられるものではなく、夫婦そろって楽しく子育てすることが大切です。
 子どもが生まれてとても嬉しいけれど、仕事が忙しくて子育てに参加できず、「これでいいのかな?」と悩んでいるうちに、どう関わっていったらいいのかわからなくなってしまうパパもいるのではないでしょうか。また、良かれと思って手を出すと、なぜかママの機嫌が悪くなり、いっそのこと何もしないほうがいいのでは…?と、どんどん子育てから遠のいてしまうパパもいるように思います。
 でも、パパだからこそできることはたくさんあるのです!
 ここでは、おおまかに区切った赤ちゃんの月齢ごとに、赤ちゃんの様子と、ママの状態をまとめ、その時パパができることや、協力してくれるとママが嬉しいことなどをご紹介します。


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新生児~3か月

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4か月~6か月

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7か月~9か月

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1歳~

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2歳~

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 片山さん続いて、パパの立場からの子育ての経験や思いをインタビューさせていただきました。
本日お話を伺うのは、育児休業を取得された経験をもつ片山さん(32才※取材当時)です。


説明

マイク 本日はよろしくお願いいたします。
まず、家族構成を教えてください。
片山さん はい。私と妻と、1歳7ヶ月の長女の3人です。
マイク もうあちこち行っちゃいますね。目が離せない時期ですね。
片山さん ちょっと小走りによく動きます。ご飯ももりもり食べていますしね。
マイク これからいろんなことができるようになるし、ますます可愛くなって、楽しみですね。
早速ですが、育児休暇を取得されたとのことですが、取ろうと思ったきっかけは何ですか?
片山さん 2015年度はうちの会社で男性の育児休暇について推奨されていたんですが、その中で1歳前後の子を持つ未取得者男性社員に対して、育児休暇をとらないかとの打診があったんです。
それで、妻や上司と相談して、取得することを決めました。
マイク 会社の方から勧めてくれるなんて、とても理解のある会社ですね。
どれだけの期間お休みになったのですか?
片山さん 2週間ほどです。
マイク 育児休暇の間は、どのように過ごされていましたか?
片山さん 朝はいつもの時間に起きて、一緒に朝食を食べて、「おかあさんといっしょ」を観たり、昼寝をさせたり、その都度の子どものイラスト世話をしたり、洗濯など日ごろできないことを、ちょこちょこ手伝いながら過ごしていました。
妻にとって、日ごろの負担が減ったのかどうかは疑問ですが、自分にとっては、そういう時間はこれまでなかったので、貴重な体験でしたね。
マイク おむつ替えもされていたのですか?お洗濯や食事の用意も?
片山さん 時々ですが、気づいたときは、自分でおむつを替えていました。
洗濯は手伝い程度で、食事の用意は妻でした。
すべての家事・育児が10とすると、自分は2~3割というところですかね。
マイク 家事や育児について、役割分担を決めていたのですか?
片山さん 育児休暇中に、こうしようああしようという決め事はなかったです。今も基本的に決め事はないですね。気づいたほうが気づいた時にやるという形です。お風呂きれいに言うと、阿吽の呼吸ですね。
あ、現在、お休みの日に自分がお風呂にいれることは決まっています。
マイク 育児休暇中、仕事のことは気になりましたか?
片山さん それはやはり、気になりました。
育児休暇をずいぶん前から計画してとったというやり方ではなかったので、引継ぎがきれいにできていたわけではなかったですからね。時々、確認の電話があったりもしました。その点では職場の方には申し訳なかったのですが、しっかりフォローしていただいて本当にありがたかったです。
上司、同僚の協力がないと、育児休暇ってとれないですね。
育児休暇をとるかどうかと悩んだときに、一番抵抗があったのはやはり仕事のことです。
いろんなところで育児休暇の取得を推奨されているけど、会社全体として、協力体制が整っていないと、男性の育児休暇取得は難しいなと改めて感じました。
マイク 仕事を長期間休むのは大変なことですね。復帰されたときは大変でしたか?
片山さん 大変でしたねー(笑)体がついていかないってことはなかったですが、保留になっていた案件もありましたので、それを復帰後にリカバーするのが最初は大変でした。
でも、困り果ててしまうということまではなかったです。もうやるしかないし、なるようになるなと思います。
マイク 職場復帰後の家事や育児への関わり方はいかがですか?
片山さん そうですね。いまは両立できているかといわれると、できていないと思います。やはり平日は、定時では帰れないことも多いですし、朝起きて家を出るまでの30分~1時間しか一緒にいられない日も多くあります。娘からしたら「いつの間にか、朝起きたら帰っているおじさん」なのかもしれないですね(笑)
その分、土日でリカバー…といいますか、ちょっと遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったり、できるだけ一緒にいるようにしています。完全にリカバーできているとは思えないですけどね。
「特別なことをやっている」という思いではないですけれど、そういう時間を持つことは大切だと思っていますし、それは意識してやらなきゃいけないと思っています。
マイク 一緒にいる時間は大切ですよね。
子育てや家事について奥さまと喧嘩になったことはありますか?
片山さん 妻からは、その都度「あれやって、これやって」と言われるのですが、それを僕が2~3回生返事をしていると、だんだん強い口調になったりします。
食事のときなど、今日あった出来事や娘の話題になるのですが、娘が言うことを聞いてくれなくて困ったというような話を、その気持ちを引きずったままの感じで話してこられたときに、自分も仕事のことで気持ちに余裕がなくていい加減な返事をしたときなどもですね。「その態度はないよ」みたいに…。お互い余裕を持った状態だと、こういえばいいという模範解答はわかっていたりしているのに、ついつい違う言葉が出てきてしまいます。言ってしまったあとで反省します。
マイク なるほど。でも「反省する」ところが片山さんの素晴らしいところですね。
夫婦円満のために心がけていることはありますか?
片山さん うちの場合は、言いたいことは溜めずにその場で話してくれるので、それはそれで助かっていると思っています。僕も、その都度それに対応できるように努力しています。その時その場で、話し合いながら問題は解決していけるようにしています。
今回、このインタビューのお話があり、改めて考えてみて、これがうちのやり方なんだな と感じました。
マイク 素敵なご夫婦ですね。
片山さん 妻から、あなたの場合はここがいいって言われていることがあるんです。それは「○○をやったよ。」といちいち言わないのがいいと言われています。「いちいちアピールしてこないのがいい。」と。
マイク あ!それはよく聞く話ですね。奥さまにしてみれば、いちいち報告しなくても当たり前のことだよ、と。
片山さん ほんとはね、言いたい気持ちもあるんです。(笑)
普段、妻ほど子育てや家事に関われていないという後ろめたさがあるでしょ。普段できていないから、「いまはやりました」ってわかって欲しくて、「やったよ!」と報告したい気持ちがとってもあるんですが、ぐっと我慢しています。
テレビで、夫婦喧嘩の一例として、このことをやっていたので。
マイク 大正解ですね!
片山さん それと、何度か経験していて要領がわかっていることは、すんなりやりますが、何かを手伝う前には「○○やっていい?」と聞いてからするようにもしています。良かれと思って手を出して、妻の考えとは違うことになっては「余計なこと」になってしまうので。
マイク 素晴らしい!
片山さん それでも、妻が持っているかもしれないストレスに比べたら、自分のそれは10に対して1くらいなのでしょうね。
マイク ところで…「パパ友」はいますか?
片山さん 「パパ友」というものではないのですが、自分の職場では比較的男性が多いこともあり、時々、この間これで怒られた。とか、いまこれで揉めてます。とかいう雑談を交わしたりします。ある種の「あるある大会」のような「傷のなめあい」のような(笑)
イラストでも、人の話を聞いて「お互いいろいろあるのね」と、確認できるだけでも安心しますね。父親として気持ちが楽になったりします。特に何かが解決するわけではないのですが(笑)
マイク 子育てにおいて大切にしていることはありますか?
片山さん いつでも娘に対して一生懸命でいたいですね。えらそうに言うようなことでも何でもありませんが、娘と接するとき、顔を見て笑ったり、娘の表情をしっかり見たりするようにしています。
子どもは敏感だということをつくづく感じます、空気を読み取るというか、娘がいる前で夫婦でケンカしたりすると、すぐに泣いてしまったり…。変な言い方ですが、娘に対して失礼のない態度でいたいです。
マイク 顔を見て笑うって大切ですね。
片山さん あと、3人で何かをするようにしています。平日など普段3人じゃないことの方が多いから、可能な限り3人で。自分の勘違いでなければ、娘も3人でいるときの方が機嫌がいいですね。
マイク これから新米パパになる方にアドバイスがあったらお願いします。
片山さん

私はもともと、子どもが大好きというキャラでもなかったのですが、自分の娘ができて子どもってかわいいなと思うようになりましたね。
子育てって大変です!いやでも、娘もどんどん大きくなっていくので、本当の悩みや苦労はこれからで、実は今はまだお気楽なだけなのかもしれないのですが、「ゆいちゃん(娘の名前)が家に来てくれてよかったね」と、妻とも毎日のように話しています。
自分がこういう気持ちになるとはあまり想像していなかったのですが、だんだん自覚するようになりました。
イラスト家計のこととか、事情はいろいろとあると思いますし、苦労することとか、腹が立つこととか、二人でいるときよりは比べ物にならないくらい多くあるだろうけど、もしこれから子どもを持つ機会があるなら、

ぜひパパになってみてよ と話したいです。

マイク 素敵なお話をありがとうございました。

 片山さんとお話していて、夫婦で楽しく子育てをしていくには、お互いを思いやる気持ちが大切なのだと、改めて気づかされました。奥さまにはもちろんのこと、娘さんにも「失礼のない態度でいたい」と、ひとりの人間としてきちんと見つめ、大切にしている思いが とても印象的でした。

お問合せ先

福井市 こども未来部 こども政策課
電話番号:0776-20-5412/FAX番号:0776-20-5735
最終更新日:2017年2月1日

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