初めての診察 | 初期に行う検査 |
定期検査 | 病院選び |
早めに受診しましょう。
これまでに産婦人科を受診したことがない人は、どんな検査があるのか不安に感じたり、恥ずかしかったりするかもしれませんが、検査内容は簡単なものです。
生理が遅れる場合、まず妊娠を考えましょう。
最初の診察は、生理が遅れて2~3週目ごろに。
妊娠が判ったら、生活上の注意や心構えが必要ですので、早めに受診しましょう。
初めての診察
- 体は清潔にしていきましょう。
- 服装は脱ぎやすい前開きの上着とスカートが便利です。
- 診察の前に妊娠反応を尿で調べる場合があるのでトイレへは確認してから行きましょう。
- 最終月経日と妊娠経験、吐き気やおりものの有無、本人の病歴、夫や家族の健康状態を把握しておきましょう。
- 基礎体温表をつけている人は持って行きましょう。
- 妊娠は原則として自費診療なので現金と健康保険証を。
初期に行う検査
尿検査
市販の妊娠検査薬での判定と同じように、産婦人科でも尿検査によって判定をします。
体重測定
今後どれだけ増えたらいいかを判断する基準になります。
超音波検査
超音波を使った『ドプラー聴診器』で、赤ちゃんの心臓の音を聞き、心拍数やリズムに異常がないかを確認します。超音波断層法は経膣プローブ(膣内に挿入しておなかの中を写し出す機器)を使い、正常な妊娠か、単児か多児か、胎嚢や胎児の大きさからおおよその分娩予定日がわかります。
血圧測定
血圧検査は今後の血圧を測るときの基準になります。
触診と内診
膣内に医師が膣鏡や手指を入れて、おなかに置いた手との間に子宮や卵巣を挟み、位置や大きさを観察します。
血液検査
妊婦さんの血液型(Rh式/ABO式)の確認や梅毒、風疹、B型肝炎、C型肝炎、貧血、血糖値の検査をします。 妊娠の経過が順調かどうかを判断するために必ず受けるようにしましょう。初診から6ヵ月(23週)までは4週間に1回、7カ月から9ヵ月(35週)までは2週間に1回、10ヵ月(36週)以降は1週間に1回が一般的な受診回数です。
定期検査
体重測定
体重の急激な増加は、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などのトラブルや難産の原因となるので、注意が必要です。
血圧測定
妊娠高血圧腎症の早期発見に大切です。最高血圧140、最低血圧90より上がらないよう、塩分・水分の摂り方に注意しましょう。
尿検査
尿タンパクや糖の有無により、妊娠性糖尿病や妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の早期発見ができます。
浮腫の検査
慢性的なむくみの有無は高血圧につながる恐れがあります。
腹囲・子宮底長測定
おへそ周りと子宮底の長さで子宮や赤ちゃんが順調に大きくなっているかどうかを調べます。
胎児の心音検査
超音波を使った『ドプラー聴診器』で、赤ちゃんの心臓の音を聞くことが出来ます。 医師は、その心拍数やリズムに異常がないかを確認します。
超音波検査
おなかの上から超音波をあてて、反射してきた超音波をモニターに写し出す検査です。超音波は腹壁を通しておなかの赤ちゃんに達し、反射して戻ってきます。外からは見えないおなかの赤ちゃんの頭殿長(身長)や推定体重、心臓の動きが確認できるほか、子宮外妊娠や前置胎盤、さかご、卵巣や子宮の異常の発見が可能です。
◆◆◆ 定期健診の日にぜひ相談してみましょう ◆◆◆ 定期健診の日には、からだのようすで「おかしいな」と思ったことや、生活上で疑問があれば、気軽に相談しましょう。 |
病院選び
信頼できる病院・医院・診療所で、自宅からの便利さや出産方法などを調べて、自分にあった病院を選びましょう。