小児気管支喘息はほとんどハウスダストとダニを吸入抗原とする、いわゆるアトピー性喘息と呼ばれています。
1年中発作が起こりますが、多くは春秋など季節の変わり目に発作が集中します。また夜間発作が主であることが多いです。
発作の誘発因子として、遺伝的な要素と気候や気象・気圧の変化、煙(花火、線香など)の吸入、アレルゲンの吸入、ストレス過多などがあります。
運動誘発性喘息では、急な運動開始や笑い転げる・泣きじゃくるなどで発作が誘発されます。
呼吸が早い、荒い
咳き込む
機嫌が悪くなる、興奮して泣き叫ぶ
息をはくときにヒューヒュー、ゼーゼーと聞こえる
赤ちゃんは急に症状が悪化することがあります。
息苦しい症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
話せない、歩けない
食べられない
眠れない
唇や顔色が悪い
異様に興奮している
強いゼーゼー
ろっ骨の間がはっきりとへこむ
脈がとても速い
判断に迷った場合はこども救急医療電話相談(♯8000)にお電話していただくと、専任の看護師から電話でアドバイスを受けられます。
喘息の診断には特徴的な症状やお薬情報などが役立ちます。
次のポイントを参考に症状を観察して救急隊や医師に伝えましょう。
風邪をひいたとき/寝ているとき/運動した後/梅雨や台風の時期
ヒューヒュー/ゼーゼー/ゴロゴロ(吸うとき/吐くときのどちらか?)
眠れない/しゃべれない/歩けない
発熱/鼻水/嘔吐
吸入しても治らない/飲み薬を1カ月飲んでいる
生後〇カ月ごろから/〇カ月前から/〇分前から
週に1回/年に数回
食物アレルギーやアトピー性皮膚炎はあるか
ペットは飼っているか/家族に喫煙者はいるか
症状が出た時の様子を動画で撮影しておくのも良いですね。
喘息を正しく理解して発作に適切に対応できるようにしましょう。
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