子どもの事故は家庭の居間、台所、階段及び浴室で起こりやすいことが特徴の一つです。いちばん安全な場所と考えられがちな家庭内が、子どもにとっては屋外と同じくらい危険な場所であることを知っておくことが大切です。
不慮の事故は親の注意(環境整備)や対策で十分に防げるものです。
どんな事故が起こりやすいのかをよく知って、身のまわりを子どもの目線で再点検しましょう。また、子どもからできるだけ目を離さないことが大切です。
・階段から転落
・ベビーベッドから転落
・窓や高いところから転落
・歩行中に転倒
・抱っこ・おんぶからの転落
・小さなブロックやおもちゃを口に入れて喉が詰まる
・ベッドとマットの間に頭が挟まる
・ビニール袋や風船、細い紐が首に絡まる
・掛け布団で顔が覆われてしまう
・親と一緒に入浴し、少し目を離した時に湯船にうつぶせで浮かんでいた
・家庭用プールで溺れてしまった
・洗濯機の中をのぞき込んで落ちてしまった
冬場の事故で最も気を付けたいのは、暖房器具によるやけどです。大人にとっては問題ない温度でも、皮膚が薄く弱い赤ちゃんにとっては危険なこともあります。ホットカーペットのような暖房器具でも低温やけどを引き起こす可能性があるので注意が必要です!
<対策>
・赤ちゃんにはホットカーペットを使用しないこと
・ストーブやヒーターを赤ちゃんが近づける場所に置かないこと
・囲いを立てること など
<もしも触れてしまったら>
・もし赤ちゃんが触れてしまった場合は一見大したことがないようでも、冷水のシャワーや水で濡らしたタオルを患部に当てて十分に冷やしましょう。
・服が皮膚にくっついている時は無理に脱がせず、清潔な水を使用し、服の上から冷やしましょう。
・水ぶくれができるひどいやけどの場合は、水ぶくれを潰さないよう注意し、速やかに病院へ向かいましょう。
コタツの怖いところは長時間いることで脱水症状に陥ってしまうところ。一見、汗をかいていないようでも、身体の水分は確実に奪われています。
<もしも次のような症状があったら?>
脱水症状により意識が混濁していたり、吐いたりする場合はすぐに救急車を呼びましょう。意識がハッキリしている場合でも、長時間コタツで過ごしたあとはこまめな水分補給を忘れずに!胃や腸に負担をかけないよう、少しずつ与えることがポイントです。