風邪は、鼻や口からウイルス・細菌が体内に侵入して感染し、のどの炎症、発熱、鼻水や咳などの症状を引き起こします。
体の免疫が低下していると、普段なら痰と一緒に体外へ押し出されるようなウイルスや細菌が気管支の粘膜に残ってしまい、それが肺(肺胞)にまで到達することがあり、これが風邪をこじらせて肺炎になる理由となります。
発熱や鼻水などの風邪症状から始まり、痰が絡んだような湿った咳が続きます。また、38度以上の発熱が5日以上続いたり、頻脈となって息苦しくもなります。重症化すると、意識状態も悪くなり、呼吸困難に陥って血中の酸素が不足しチアノーゼを起こしたり、激しい咳で嘔吐を繰り返して、ひどい時には脱水症状を起こしたりもします。
家庭では、風邪予防の基本「手洗い」「うがい」をしっかり行い、外出する時などはマスクを着用しましょう。
ウイルスを増やさない空間作りが大切です。空気が乾燥するとウイルスが空気中に浮遊しやすくなるため、まずは湿度を上げることが大切です。乾燥しやすい冬は室内の湿度を50~60%に保つことが有効といわれています。
予防接種で防ぐことも可能な病気もあります。
麻しん、水痘(みずぼうそう)、百日せき、インフルエンザ、肺炎球菌などなど...
積極的にワクチンを接種して、こどもと周囲の人を感染から守りましょう。
最後に、マスクの着用や、手洗いうがいといった行動はこどもにとって面倒なことですが、家族みんなで取り組んで、風邪や感染からこどもを守りましょう!!
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