乳幼児を強く揺さぶると脳の血管、脳自体が引き裂かれてしまいその結果、死亡するか助かっても重大な脳障害を残してしまう事があります。日本でも2002年より母子健康手帳に掲載され、注意が呼びかけられています。英語では Shaken Baby Syndrome (シェイクンベイビーシンドローム)と呼ばれ、「シェイク」の言葉からイメージされる通り、激しく揺すられることで発生する諸症状のことです。
ぐったりしている・顔色が悪い・けいれんする・呼吸の異常・長時間(半日以上)ミルクも飲まず眠り続けるなどといった直接的な症状がある場合は、重大な負傷が疑われるため、早急な医師への相談と受診が必要です。
処置が速く適切であれば、これらの症状が出ても後遺症が残らなかったケースもあるそうです。
新生児の体を強く揺すった場合のほか、あやし喜ばせようとして豪快に振り回したり、あるいは車移動の際、新生児用ではないチャイルドシートに長時間座らせるといった行為により、発生の危険性が高まるとされています。
激しくゆする行為をしない!全てはこの一言になります。
また、自動車での移動の際にも、新生児用チャイルドシートを適切に使用し、乗車が長時間に渡るならば適宜休憩をはさむなどすると発生は抑えられるようです。
新米のお父さん、お母さん、お子さんが喜ぶからと言って、過度なあやし方は禁物です。優しくあやし喜ばせてあげてくださいね。
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