「 車の中に子どもを乗せたままインロックしてしまい、閉じ込められた子どもが熱中症になってしまった!」という事故が多く発生しています。
みなさんは、どのように対処しますか?
事例
お母さんが、お子さんを乗せたまま車のエンジンを切って、その場を離れたところ、車の中にいたお子さんが、ドアロックをしてしまい、車に戻ったお母さんが慌てて119番通報して、後部座席に設置されたチャイルドシート上でぐったりしているお子さんを確認した救助隊が、ドアガラスを割って救出した。 |
≪インロックの原因≫
最近、スマートキー仕様の車が多くなり、次のような原因でインロックしてしまうことがあります。
※スマートキーとは、ポケットやバックにキーを入れたまま、ドアノブに近づくとドアの開錠ができる鍵のことです。
・スマートキーの電池容量不足により誤作動を起こす。
・スマートキーの電波が遮断された。
・子どもが誤って内側から施錠してしまう。
≪インロックを開ける方法≫
スペアキーで開錠したり、ロードサービスなどを利用するといった方法がありますが、夏の暑い時季など、すぐに開錠したいとき(閉じ込められた車の中で子どもがぐったりしている・・・)
119番通報し、救助隊が窓を割って救出します!
≪子どもの熱中症の特徴≫
車の中は短時間で高い温度になり、子どもは大人より汗腺などが発達していないことから、体温調節機能が未熟なため熱中症にかかりやすい。
≪熱中症の応急手当≫
☆涼しい場所や日陰のある場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせる。
☆エアコンをつける、扇風機・うちわなどで風をあて、体を冷やす。
☆首の周り・脇の下・太もものつけねなど太い血管部分を冷やす。
☆飲めるようであれば、水分をこまめにとらせる。