赤ちゃんの個性は様々です。
よく笑う子もいれば、よく泣く子もいます。
ここでは、新生児期(生後1か月)・乳児期〔初期〕(2か月)に区切ってお伝えします。
新生児期は、出生から1か月未満をいいます。
●よく吐く・・・多くは生理的。
体重増加が良いならば問題なし。
●鼻づまり・・・哺乳がよければ、様子を見て良いでしょう。
●目やに・・・・多くは自然に治ります。
続くようなら健診のときに相談してください。
●便秘・・・・・綿棒で刺激しても良いでしょう。
●うつぶせ寝はやめましょう。
●赤ちゃんを短い間でもひとりで置いておかない!
●赤ちゃんが起きている時間には、たくさん話しかけましょう。
●目を合わせ、赤ちゃんが発する言葉をパパ、ママが繰り返すことは、とても良い刺激です。
ここでは〔初期〕を2か月ごろまでとします。
~予防接種は生後2か月から~
予防接種全体をみたスケジュールや、病気にかかるリスクを考えると、生後2か月から始めることが良いとされています。
生後半年以降に多くなる細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは生後2か月から受けると良いでしょう(各3回)。
4種混合ワクチン(ポリオ、百日咳、破傷風、ジフテリア)は生後3か月から、BCGは生後5か月~11か月までに受けると良いでしょう。
B型肝炎ワクチンとロタウイルスワクチンも生後2か月から受けられます。(任意・有料)
複数のワクチンを同時に接種しても副作用が増えることもなく、ワクチンの効果が減ることはありませんので安心してください。
日本小児科学会でも短期間に多くの免疫をつけるために同時接種を進めております。
※ロタウイルスワクチンには2回飲むものと3回飲むものがあります。どちらを選ぶかはかかりつけ医と相談してください。
※中には任意で受けることのできるワクチンもありますが、どれもかかると怖い病気ですので、できるだけ積極的に接種すると良いでしょう。