手足をつっぱり、眼球を上に向けたまま歯をくいしばり、唾液を流し、意識がなくなる状態が「けいれん」、いわゆる「ひきつけ」です。
子供に多い熱性けいれん
高熱に伴って、全身のけいれんを起こすものをいい、生後6ヶ月から6歳の間、特に1歳から3歳のときに多く起こります。
●熱が急に上がるとき(38度以上)に起こりやすく、たいてい5分~10分以内で治まるといわれてます。
●発作は一度しか起こさないことがほとんどですが、時に1回の発熱でけいれんを繰り返したり、熱を出すたびにけいれんを起こす子がいます。
けいれん状態(けいれんの部位、つっぱっているか、ガクガクしているか)持続時間、熱の有無、頭痛、嘔吐、けいれん前後の意識状態などの情報は医師の診断治療にとても大切ですので、けいれん状態を冷静に観察するよう心がけてください。特に、「けいれんの持続時間」は、想像以上に長く感じられるので、冷静に持続時間を観察してください。(「時計」で確認するようにしましょう。)
けいれん時の観察と応急手当
けいれん中は、大声で呼んだり、揺り動かしたり、無理に押さえつけたりして刺激を与えないようにします。
●無理に口をこじあけて、「スプーン」や「割りばし」などを口の中に入れると、かえって口の中を傷つけたりしてしまいます。絶対にしないでください!
●衣服のボタン等をはずし、体の圧迫をゆるめ、楽な体位にして「安静」を保つようにしましょう。
●顔を横に向け、嘔吐がおきても、吐いたものが気管内に入らないようにしましょう。(必要に応じ体ごと横向きにして窒息を防ぎます。)
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