小さい花が丸く集まって手まりのように見えるあじさいが私たちの目を楽しませてくれます。雨の季節を迎え、高温多湿でこどもたちは不快感を感じやすいです。汗を拭いたりこまめに衣服を替えたりして気持ちよく過ごせるようにしたいですね。
さて、子育て支援施設では、親子でのふれあい遊びや6月ならではのイベントを企画してお待ちしております。雨上がりのお散歩を楽しんだり、子育て支援施設に出かけたりして梅雨も楽しく過ごしましょう。
昨年度のすまいるサポート通信では、むし歯予防のポイントをお伝えしましたが、今回は、歯の手入れや歯みがきについて福井市子育て支援室の清水保健師からのアドバイスをお伝えします。お子さんの歯みがき習慣の参考にしてください。
★子どものお口って?★ 7~8か月頃の赤ちゃんはつかんだ物をなめるという行為をよくしますね。それは口が人間のからだの中で一番敏感な器官で、生まれた頃から非常に細かい運動ができるためです。(ちなみに最も鈍感なのは背中です。)敏感な器官なので、赤ちゃんは口でなめて物のイメージを作り上げることができますが、人から触られるのは苦手な子もいます。 |
★子どもの歯の手入れ★ 乳歯は、生後7~8か月頃から生え始め、2歳半~3歳頃に上下10歯ずつ合計20歯生えそろいます。乳歯が生えたら、飲食物が表面に残らないように気をつけましょう。歯をきれいにみがくことも大切ですが、まずは歯ブラシの刺激に慣れさせ、歯みがきを好きになってもらうことが重要です。 |
歯が生える前後には、よだれが多くなったり、夜、少し機嫌が悪くなったりする子もいます。歯磨きのスタートは、6か月くらいが目安です。この時期は間食も少なく、唾液(だえき)の作用で十分清潔に保てるので、しっかりみがくよりも慣れさせる感覚が大切です。初めのうちはガーゼを使って口に触れられることに慣れさせる気持ちでゆったり構えて始めましょう。 |
・歯ブラシは小型なものを使いましょう。
(口の中での操作がしやすい。)
・歯磨き粉はうがいができるようになるまでは使用しなくてもいいです。
(1) 歌を歌いながら、歌が1曲歌い終わるまでは頑張ろうなど「楽しい!」と感じる雰囲気をつくりましょう。
(2) みがいたあとは、いっぱいほめましょう。好きな本を読んであげるなどのご褒美もいいですね。
(3) 決まった時間に繰り返し行い習慣にしましょう。
口や顔を触られることは、子どもたちが本能的に嫌がることのひとつです。また、じっとして終わるのを待つことも子どもたちには辛いものです。大切なことは「歯磨きは楽しい!」と感じさせることです。
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