暦の上ではもう春なのに、吐く息も白く寒い日が続いています。子どもにはインフルエンザが怖い季節。室温や湿度に気をつけたり、バランスのよい食事をとったりして、どの子も、強いからだで厳しい冬を乗りきってほしいと思います。
さて、子育て支援施設では、親子で鬼のお面を作って豆まきをするなど、2月ならではのイベントを開催したり、からだを動かして遊ぶ場を準備したりして、皆さんをお待ちしております。ぜひ遊びに来てください。
「わらべうたあそび」のポイント
皆さんは、日ごろ、家の中でお子さんとどのような触れ合いあそびを楽しんでいますか?特に、冬は家の中で過ごすことも多く、年齢の低いお子さんと毎日どのように遊んだらいいのか悩んでいらっしゃるお父さん、お母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今月の育児ヒントは、 昔から伝えられている“わらべうたあそび” について、仁愛女子短期大学 非常勤講師の坂本流美先生にアドバイスいただきました。参考にしていただき、楽しい育児につなげていただけるとうれしいです。
「わらべうた」とは生活の中で子ども達があそびながら口ずさんででき、昔から伝承されてきたものです。子ども達の生活にとても密着していたからこそ、想像力が膨らむ子どもならではの不思議で面白い言葉がいっぱいです。まさに子どもの歌です。遊び出すと もっともっとと夢中になって笑顔があふれます。 目に見えないものを想像して表現するという力を養うことにもつながります。季節を感じる事ができるわらべうたも多く、春になってお散歩をした時にタンポポの花をみて きれいだね!と親子で感動したり タンポポのわらべうたを歌ったり遊んだり。とても素敵ですよね。 |
今の時代 テレビでも美しい物を見たり聞いたりできます。いろいろな情報を知ることができ便利です。でも、いくら美しい映像や音であっても生に勝るものはありません。テレビの映像を見ている時は、子どもの脳はストップしていると聞いた事があります。何もしなくても考えなくても全部説明してくれるからだそうです。 「わらべうたあそび」を通して、いろいろな事に目を向け、想像し考えてみてください。大人でもあそぶだけで脳が疲れたと感じます。いろいろ考え想像している証拠です。耳をすませば聞く力も養われます。聞けるということは集中力にもつながります。1日のうちの数分でもいいので 親子で触れ合って一緒にわらべうたを歌ってあげてください。その数分が優しい心 思いやりの心を育んでいるのです。 大人はすぐに結果を求め、情操教育でさえ目に見えないと安心できなくなっています。でも、必ずワクワク栄養をたっぷり注がれた小さな心の種は膨らんできれいな花や実を付けてくれることでしょう。 お子様の将来を楽しみながら目に見えなくても大切なものを信じて子育てを楽しんでほしいと願います。 |
ひざに乗せたり、足の上に乗せたり、抱っこしたり、おんぶしたり・・・ いろんなところにお子さんをお馬のように乗せてあげて、1・2で3とリズムをとって揺らしてみてくださいね。とても喜びますよ。ちょっとした親子の触れ合いにどうぞやってみてくださいね。 |
風邪に負けない体づくりには、しっかり体の芯から温まる食事や体を温める食べ物をとり、よく遊んで、ぐっすり眠ることが大切です。また、戸外から帰ったら必ず“うがい”“手洗い”を忘れずにしましょう。 ★ たんぱく質を十分に補う ★ 脂肪(油)も不足しないように ★ ビタミンの補給を忘れずに
ビタミンAは、粘膜の形成に必要なビタミンなので不足すると、鼻や喉の粘膜が乾燥し、風邪のウイルスが侵入しやすくなります。緑黄色野菜には、このビタミンAに変わるβ-カロテンが多く含まれます。ビタミンA(β-カロテン)は脂溶性なので油に溶けた状態のほうが、体内の吸収率が大幅にアップします。また、冬が旬の根菜類(大根・カブ・ねぎ・にんじんなど)は、寒くなって味がよくなり、体を温めるものが多いので積極的にとりましょう。野菜がたくさん入った煮物やシチューなど温かい料理でいただくとよいですね。 |
「平成27年度 幼稚園・認定こども園・保育園の入園に向けて 子育て支援室では、1月から、平成27年度 入所希望者面接を行っています。入園先が決まると、ご家族皆さんがお子さんの成長を喜びあい、持ち物の準備などをされることと思います。また、「泣かないで通ってくれるだろうか」、「困った時、先生に伝えることができるだろうか」などをはじめ、「運動面(ハイハイ・歩く・走る)、言葉、行動面、性格的なこと、食事(少食、偏食・アレルギー)や排泄など、大丈夫だろうか」と心配されることがあるのではないでしょうか。 |