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Vol.3 離乳食のすすめ方のポイントとわらべうたあそび

最終更新日:2014年7月1日

教育コラム 

 もくもくとわき上がる入道雲に真っ青な空。見上げると、思わず額に手をかざしたくなるほどまばゆい季節になりました。はじける笑顔の子どもたちと夏にしかできないあそびを楽しんで、元気に夏をすごしていきましょう。
 子育て支援施設では、七夕や夏祭りなどの楽しいイベントを計画したり、水遊びの準備をしたりして、みなさんをお待ちしております。
 さて、今月は、「離乳の進め方」の育児ヒントと子育て相談情報(※乳幼児育児相談すまいるダイヤルが変更されました)、さらに桜木図書館から「絵本について」の情報をお知らせします。
 

あ

             離乳の進め方のポイント
 平成19年3月に厚生労働省より「授乳・離乳の支援ガイド」が公表されました。
 その内容から、「離乳の進め方」をお知らせします。ご家庭での離乳支援の参考にしてください。

離乳の進め方の目安あじさい

担当:子育て支援室(福井市大手3丁目10-1)
電話:0776-20-5270 
Fax:0776-20-5490

離乳食~いつ頃から始めていつ頃終わるの?~

始める時期 -5~6か月頃―

 ◎栄養の源であるミルク(母乳・粉乳)も生後5~6か月頃になると、赤ちゃんにってはもの足りなくなってきます。1日1回ペースト状のものから始めましょう。

☆こんな様子がみられたら離乳食を開始します☆
 ・夜にまとまった睡眠がとれるようになり、起きている時間帯の授乳が約
  4時間間隔になる。
 ・1回に飲む量が150~200ccになる。
 ・大人が食べているところや、食べものを見ると口を動かしたり、食べた
  そうなしぐさをしたりする。
☆この時期にはこんなことができるようになります☆
 ・支えると座れる。
 ・腹ばいになると頭と肩を持ち上げる。
 

7~8か月頃 ―目の前のものに手を出す(1日2回食)ー 

◎ペースト状のものをゴックンと飲み込むことが上手になったら、口をもぐもぐ動かし 
 て、舌で食べものを押しつぶして食べる練習を始めましょう。

・1日2回食の時期は、『午前中(10時頃)の授乳時間』と『午後の授乳時
 間か、夕方の 授乳時間』がよいでしょう。離乳食は、いずれも授乳時間
 の前(空腹時)にし、食後にミルク(母乳・粉乳)を飲むだけ与えます。
・人見知りが盛んに出始めるこの頃、離乳食が目の前に出されると、赤ちゃ
 んは手を出すようになってきます。まだまだ、手に触れたものはなんでも
 口に持っていく時期ですが、スティック状にしてあげると喜んで口に持っ
 ていきます。

9~11か月頃
 ―自分で食べたい意欲の芽生え(1日3回食)ー

◎完熟バナナくらいの固さの食べものを、舌を上あごにこすりつけるようにして、上手につぶして食べられるようになったら、3回食に進めることができます。

・つかまり立ちからひとり立ちのこの頃には、自分の手で食べたい意欲が芽
 生えます。また、食べものを口の中で上手に動かせるようになってくるの
 がわかります。

卒業の時期 -ひとりで歩くことができる頃―

◎初めの一歩が出る頃(12か月頃)になると離乳食も終盤に。

・口の中に取り込んだものを舌で動かして、奥の歯ぐきで噛んでから食べら
 れるようになります。また、やわらかく茹でた野菜や食パンを前歯でかじ
 りとることができます。
・ひとりで歩くことができる頃には離乳食も卒業です。
 

           離乳食プログラムの目安
☆口の動かし方や食べ方を見ながら、無理せず子どものペースで進めましょう。
 また、乳児期は個人差が大きいので、一人ひとりの発達や体調にあわせて量や
 形態などを調整しましょう。
 

あ

  ★離乳食後に、その子に応じた量のミルクを飲ませてあげてください。
  ★このプログラムはあくまで目安です。
 

手づかみ食べの重要性

■手づかみ食べができる食事にしましょう

・ご飯をおにぎりに、野菜類の切り口を大きめにするなどの工夫をしましょ
 う。
・前歯を使って自分なりの一口量をかみとる練習をすすめましょう。
・食べ物は子ども用のお皿に、汁物は少量入れたものを用意しましょう。

■汚れてもいい環境を

・エプロンをつけたり、テーブルの下に新聞紙やビニールシートを敷いたり
 など、後片づけがしやすいように準備しておきましょう。

■食べる意欲を尊重して

・食事は食べさせるものではなく、子ども自身が食べるものであることを認
 識して、子どもの食べるペースを大切にしましょう。
・食事時間に空腹を感じていることが大切です。たっぷり遊んで、規則的な
 リズムをつけていくようにしましょう。
 

 



 たのしい わらべうた

親子の触れ合いにぴったりです

だいこん きって

いやですよ~

だいこん きって


図書館がおすすめする子育てが楽しくなる本

 2歳までの子は電子メディアから遠ざけた方がよいという記事を読んだことがあるでしょうか?アメリカや日本の小児科医会が提言しています。また、最近ではスマホで子育てをすることへの警鐘を鳴らしたポスターも日本小児科医会から出されています。人間の成長には人が直接かかわること、言葉をかけることが大切なことなのです。それを楽しくできるのがわらべうたや絵本だと思います。

●おすすめ大人の本

わらべうた

『「わらべうた」で子育て 入門編』阿部ヤヱ著 福音館書店

遠野のおばあちゃんが代々口伝えで伝え、子育ての助けにしてきたわらべうたが、必要な場面ごとに書かれています。おむつがえ、いたずらを叱ってとめる、はげます、など。具体的なことばと、平野恵理子さんのやさしい絵で書かれた、自然体の子育てお助け本。

●おすすめ子どもの本 0,1,2歳向

がたんごとん

がたんごとんがたんごとん 安西水丸/作 福音館書店

「がたんごとんがたんごとん♪のせてくださーい」と繰り返される絵本。ここちよい声のひびきに赤ちゃんから惹きつけられます。

せんべ

せんべせんべやけた こばやしえみこ/案 ましませつこ/絵 こぐま社

せんべせんべやけた~♪のわらべうたとともにせんべい、さかな、だんごなどいろいろなものを焼きます。歌うように読むとなおいいでしょう。

福井市立桜木図書館 福井市手寄1丁目4番1号 アオッサ4階  ℡ 20-1530

お問合せ先

福井市 福祉部 子育て支援課
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2014年7月1日

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