出会いがあり、二人きりで会った結果お互いに好印象を持つことができ、双方が望めば「交際」のプロセスへと進みます。二人で過ごす時間を楽しみながらも、無駄に時間を浪費せず、必要な確認を行ったり、将来を考えたりしましょう。なぜならこの「交際」の目標は「結婚」だからです。
冷たいことを言うようですが、「この人とは合わないな」と思ったら、だらだらと交際を続けるのではなく、誠意をもって丁寧にお断りを告げ、次の出会いを求めて新たに行動することがお互いのためといえるでしょう。ここでもしあなたが「人生のパートナーを探す」のではなく「恋愛をもっと楽しみたい」という目標ならば、それを相手の方に伝えて、同じ思いなのかどうかを確認し合うべきです。
目安として、交際を始めて3か月くらいで、ある程度の決断をすることをお薦めします。「3か月で決めるなんて短すぎない?」という声をたまに聞きますが、お見合いでは、多めに見ても平均10~15回会えば、自分の結婚相手としての適正を見極められると言われています。会う回数と、どのくらい間を空けずに会えるかで、見極められる時間が決まってきますが、たとえば1週間に1~2回会えるなら、3か月以内でYesかNoかの気持ちは生まれることになります。
そのためにもこの3か月は、積極的にたくさんの会話をしてください。自分のことを理解し受け入れてもらえるか、相手を理解し受け入れることができるか…。また、自分たちのことだけではなく、両親のこと、住む家のことなどもです。そして、このコラムの「Vol.1 結婚したい…ですか?」でチェックし確認してもらった、自分が理想とする夫婦生活を、実現できる相手なのかどうか…。
ここで大切なのは、自分を良く見せるようなことを話すのではなく、正直な自分を見せることです。ひとつずつ、考え方や生活スタイルをすり合わせていきましょう。
下に、交際中に確認すべき項目のいくつかを挙げました。書くことで自分自身の思いの発見にもなります。具体的に書いてみましょう。
いろんなテーマが出てくれば、すり合わない部分も出てくるでしょう。しかし大切なのは、真剣に将来のビジョンについて話し合うことです。もし理想が食い違ったとしても、譲り合うことが可能な部分はあるはずです。また、そういうことをきちんと話し合える二人でいれることも、長い結婚生活にはとても大切で重要なことなのです。
交際を始めて数か月経ち、ここまできても迷う方は男女ともにいます。その方たちは決まって「この方はいい人なのだけど、100%理想ではないんです。」と言います。最初から100%理想の人はいません!大切なのは、共に歩み、共に成長することです。相手を思いやりつつ、自分の気持ちや意見をしっかり伝えられるか?二人の関係をよりベストなものにと努力し合えるか?
それが確認できたらもうゴーサインです。
【出典:福井県仲人協会】