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Vol.41 「冷え」について

最終更新日:2023年1月24日

こんにちは
現在コロナ療養中にコラムを書かせてもらっています(^^;)
今まで家族がコロナになっても自分は感染しませんでしたが、ついに自分自身も感染してしまいました。振り返った時に、疲れがたまっていたのと、末端の冷えが気になっていました。これにより自己免疫力の低下がおこって、どこからかコロナウイルスを迎え入れてしまったのだろうと思います。

私が子どもの頃は重度のしもやけができるほどの冷え性でした。5年ほど前からホットヨガ教室へ通うようになり、冷えが改善してきていると思っていたのですが、冷えは本当によいことはないと実感したので今回は「冷え」について話していきます!

冷えているのは皆さん何となくよくないのはわかっていると思いますが、日常生活で不便がないとあまり気にしないのではないでしょうか?

妊婦さんは非妊時より体感的に熱く感じやすかったり、赤ちゃんのためにお腹は暖かくしていても、足は冷えていてそれによってお腹が張りやすかったり、便秘になりやすい方が多いのではないでしょうか?また妊娠中は子宮の増大によって下脚への血流が滞りやすくなり、足がむくみやすくなるため、水分が増えた細胞はさらに冷えやすくなります。冷えの妊婦のイラスト

お産の時の冷えは微弱陣痛を起こしやすいです。お産が進みにくい人の足を触るとすごく冷え切っていることがあり、温めることによってまたしっかりと陣痛が付いてくることもあるため、冷えはよくないと実感しています。

産後はしばらく授乳や育児に追われ、冬の時期は赤ちゃんが温かいので抱っこをすると温まる感じがして、自分の冷えを実感することは少ないのかもしれません。

母乳の分泌を増やすためには体を温めることが大事になります。母乳は血液からできています。温かくしていれば血液循環もよくなるので分泌増加につながりやすくなります。

冷えをとるためには足を温める足湯をお勧めします。産後1か月は湯船につかれず体が温まりにくいのですが、足湯の用意が大変ならば、湯船に足だけをつけてもいいと思います。

また筋肉を動かすことで血流が良くなり冷えの改善もできます。かかとの上げ下げや足首回し、スクワットなど簡単な方法で血流が良くなるので、歯磨きや寝る前などの隙間時間にでもしてもらえたらいいかなと思います。

その他、温かい食べ物や飲み物を摂取し、体が温まるとホルモンバランスも整いやすいです。

そして自分たちだけでなく赤ちゃんが冷えているという場合も結構多いです。
冬の時期、部屋は暖房をつけて服も多めに着せている方がほとんどですが、それでも足先を触ると冷たいなと感じることがあります。
冷えているお子さんの様子をみますと、寝つきが悪い、吐き戻しやすい、お腹が張っていたり、便がなかなか出なかったり。
これは冷えているから体が快適でなくうまく寝られない、胃腸の働きも十分でないので吐き戻しや便秘になりやすくなっていると思います。
お子さんに対しては、足首を回してあげたり、優しく足をこすってあげたり、ママの手で温めてあげたあと、寝返りができない小さなお子さんにはおくるみに包むようにしたり、それ以外のお子さんにはレッグウォーマーをしたりして保温してあげるといいでしょう。おくるみのイラスト

コロナ禍になってから運動不足により男性の冷えも増加しているそうです。
まだ寒い時期は続きますが、私自身も含め今後少しでも冷え知らずで快適に過ごせたらいいですね。

(助産師ネットワークたね  加藤 菜津子)

お問合せ先

福井市 福祉部 子育て支援課
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2023年1月24日

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