☆厚生労働省より妊婦さんへのリーフレットが提示されました。毎日、新型コロナウイルス感染症関連のニュースで不安もあるかと思いますが、ひとりで悩まないでなんでもご相談ください(R2.4.1追記)
毎日、新型コロナウイルス感染症の最新情報が配信されていますね。パンデミック宣言が出て人類にとって危機的状況が続いています。いつまで続くか見通せないのも不安です。
コロナウイルスとは、飛沫感染(せきやくしゃみなどで感染していく)、接触感染(手についたウイルスで広がる)で感染拡大していくと言われます。
新型コロナウイルスは未知のウイルスで、抗体もワクチンも治療薬もないので、対応に苦慮しています。潜伏期間は1~12.5日、かぜ症状から始まりすぐに肺炎になる傾向があります。新型コロナウイルスに感染しても、子どもや若年層は重症化しにくいようですが、高齢者や基礎疾患のある方は重症化しやすいので気をつけましょう。また、家族内感染もありますので気をつけましょう。でも、皆さんが感染症対策をしっかりしているお陰で、インフルエンザの流行もおさえられているようです。
今回は新型コロナウイルスをふくめ、感染症防止対策について考えてみました。
感染症発生の三大要因として
1、感染源(病原体の排出)
2、感染経路(空気感染、飛沫感染、接触感染など)
3、感受性(免疫力) があります。
感染症防止対策はこの三大要因への対策となります。
感染症予防対策の原則は (1)持ち込まない (2)拡げない (3)持ち出さないです。
具体的な対策は次のとおりです。
○外から帰ったらまず石けんで手洗いしましょう。手についたウイルスを洗い流します。
○マスクを着用し、咳やくしゃみの時は口や鼻をハンカチなどで覆いましょう。手で覆うと手にウイルスが付着し感染を拡げることになります。
○体調が悪いときは家でゆっくり休みましょう。発熱(37.5℃以上)、呼吸器症状がある場合で新型コロナウイルス感染の疑いがあるなら、最寄りの保健所へ相談するか、かかりつけ医へ電話で相談しましょう。
○室温湿度をチェックし、部屋のウイルス量を下げるために2~3時間毎に換気を行いましょう。家族がよく触れる場所(ドアノブ、照明などのスイッチ、リモコン、トイレのレバー、てすり、テーブルなど)は毎日消毒するとよいでしょう。
〇免疫力をあげるために予防接種を受けますが、残念ながら新型コロナウイルスの予防接種はありません。バランスのよい体を温める食事、十分な睡眠、適度な運動など生活リズムを整えることで免疫力をあげましょう。
妊婦さんは元々免疫力が下がっているので感染症にかかりやすいと言われています。今のところ胎児への影響については不明で現時点で胎児障害の報告はありませんが、感染しないように十分な対策をとって下さい。
新型コロナウイルスのみならず、子どもや妊婦さん、高齢者にとってはどんな感染症も怖いものです。感染症防止対策をしっかりして毎日楽しく、元気に過ごしましょう。
(助産師ネットワークたね 川端起代美)