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Vol.27 赤ちゃんの授乳と睡眠

最終更新日:2015年7月22日

 赤ちゃんの授乳と睡眠

 

赤ちゃんの睡眠について悩んでいらっしゃる方は多いと思います。今回、私の主観も含めお話ししていきたいと思います。

 

~生まれてから4か月頃まで~

イラスト生まれて間もない赤ちゃんの授乳は回数が多く、「泣いたらあげればよい」と教えられてきましたね。
それは母乳分泌がまだ確立しておらず母乳の出が少ないことや、赤ちゃんの体力のなさからすぐに眠ってしまうなどの理由からです。赤ちゃんの睡眠はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が短い間隔で繰り返されているため、すぐに寝てしまうけれど、布団に置いたら泣いてしまうということになるのでしょうね。

一般的には生後2~3か月頃からノンレム睡眠(深い眠り)の時間が増え、少しずつまとまって眠れるようになってきます。周りもよく見え始め興味があるものをじっと見たりするのもこの時期です。

~生後5か月から~

生後5~6か月頃の赤ちゃんのレム睡眠(浅い眠り)の長さは大人が15%に対し50%なのだそうです。そのため、脳が急激に発達する時期でもあり刺激があればすぐに目を覚ましてしまいます。

イラストこの時期のお子さんを持つママからよく相談があります。
「授乳回数が2か月頃に比べると増えている。夜、何回もおっぱいを欲しがって泣く。あげないと泣きが激しくなるので、つい飲ませてしまう」と・・・。
生まれて間もない赤ちゃんは「泣いたら飲ませる」というのでもよかったのですが、知恵がついてきたこの時期の頻回授乳は「泣いたらおっぱいがもらえる」と赤ちゃんが認識してしまうようです。おっぱいは美味しいし、お母さんとの密着は心地よいものです。ですから夜中の眠りが浅くなった時間に、おっぱいが口に入っていないことで不安になり何度も泣くのでしょうね。喉が渇いて起きるというわけではなさそうです。
この頃は、お母さんのおっぱいがないと育たないという時期は過ぎ、次のステップである離乳食の開始時期になります。
「いつでもどこでもおっぱい」は卒業し、生活のリズムを整えていくことで、きっと寝てくれるようになりますよ。

 

(『助産師ネットワークたね』助産師 三嶋百合子)

お問合せ先

福井市 福祉部 子育て支援課
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2015年7月22日

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