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Vol.24 子どもの生活について

最終更新日:2014年4月25日

子どもの生活について
 

 手洗いようやく 春ですね。桜も咲き始め、暖かくて過ごしやすい季節になりました。
でも春はもっともアレルギーが出やすい時期とも言われています。
季節の変わり目は環境の変化に応じて体調も変わる時期です。特に子どもは環境の変化を感じやすく、また適応しにくいと言われます。

 今回は「子どもの生活」について考えてみました。

 子どもの生活は、遊び・食事・睡眠 が主体です。子どもが発達、成長するためにはどれも欠かせないものです。体調を整えるためにも大事なものです。
保育園、幼稚園、進学など環境が変わったお子様も多いと思います。毎日元気に過ごせるように気をつけましょう。


あ

 子どもは遊びの中でいろいろな経験を積み重ねて知恵を付けていきます。
生きる力をつけるためにはいっぱい遊ばせましょう。

 0歳児はもっとも運動能力が発達していく時期です。主に体を使った遊びを通して首が座り、寝返り、ハイハイ、お座り、独り立ち、歩行と発達していきます。

積み木 1歳児は発見の時期です。いろいろなものに興味を持ち、いろいろなことを発見していきます。たとえば、紙は手の中で、くしゃくしゃとまるまるとか、破くと音がすて小さくなるとか、破いたものは基に戻らないなど、いろいろなものを試してみたくなる時期です。いろいろな感触を実感していく時期です。

 2歳児は試行錯誤の時期です。試してみたくなる時期です。積木を積んで壊してみたり、なんでもやってみたいけどできなくて自分に怒ってみたり。

あ 3歳児はお友達と遊ぶと楽しい時期です。社会性が理解できるようになるので一緒に遊ぶ楽しさがわかります。遊びを通して社会のルールを学びます。

 4歳児、5歳児は社会のルールを理解し、ルールを守ろうとします。この時期から遊ぶためのお約束ができる時期です。また遊びを通して危険なことを学び、危険回避ができるようになります。

あ 小学生、中学生は、集団でルールを決めて遊ぶようになります。ケンカしながらも相手を理解していくようになります。
 思春期は、大人になりたい自分と、まだ子供でいたい自分が葛藤している時期です。わかっているけど、人から言われると嫌。自己主張が強くなる時期です。友達に嫌われないように遊ぶ時期です。

 このように、子どもは発達、成長に応じて遊びを通して、自己主張したり、相手を理解したり、コミュニケーションを学び、発展させています。コミュニケーション能力を高めるためには遊びは重要です。

あ

 子どもの体の成長のためには食事は欠かせないものです。
生まれてすぐに自分で食べていかなければ生きてゆけません。
母乳やミルクから離乳食になり、幼児食から大人と同じものが食べられるようになります。成長するためには、タンパク質、鉄分、カルシウムは不可欠です。栄養を消化、吸収して効率よくエネルギーに変えていくために、いろいろなビタミン、ミネラルが必要になります。
あ食べる量は個人差があるので、少食なお子様は少しづつ回数を多めに。体を作るためにはタンパク質は必需ですが、消化が悪いのでお子様に合わせて食べさせて下さい。また、食物アレルギーも気になります。アレルギーが気になる場合は必ず、専門医に相談して下さい。食物アレルギーのあるお子様は本人へも必ず伝えて下さい。命にかかわることもあります。
偏食も心配ですが、子どもの場合何か原因(味が変、食べにくい、呑み込めないなど)があると思います。家族の健康も考えて薄味、季節の旬な野菜、楽しくみんなで食べることです。

あ 

あ 子どもは睡眠中に成長します。睡眠時間も個人差があるので何時間眠れたからいいというものではありません。子どもは眠たい時に十分眠れることが理想ですが、生活のリズムもあるので、昼寝は短く、夜中はぐっすりと眠れるといいですね。子どもは疲れると眠くなります。
日中十分遊ばせて、ゆっくりご飯を食べて、体を暖めるとよく寝てくれます。生後2か月から昼夜がわかるようになります。手足が冷たいと眠れません。寝ているお布団の中を暖めてあげて下さい。歩けるようになるまでは、体を丸くして暖めてあげると体温が急激に下がらないのでよく寝てくれると思います。夜中も体温が下がるとよく目が覚めてしまいます。
子どもは落ちつた環境、気持ちでないと眠れません。寝る前はゆったりと絵本を読んだり、軽くマッサージしたりして気持ちをリラックスさせてあげて下さい。毎日「○○したらおやすみね」。と習慣付けるのもいいかもしれません。体調が悪い時は、ゆっくり寝かせることです。

外出

 この時期、気になるものとして環境の変化があります。
花粉、黄砂、PM2,5、紫外線など今話題になっています。外出もなかなかできません。
できるだけ体に害になるものは避けたいですね。
手洗い外出は必要最小限で。お子様の肌は未熟なので外出時はできるだけ直接肌に有害物質が当たらないように、長袖、長ズボン、帽子をお勧めします。帰宅したら、必ず手洗い、うがいして下さい。乳児でも、手を拭いたり、何か飲ませたり(母乳、ミルク、お茶など)して下さい。ジュースはお勧めしませんが。
行楽シーズン旅行に行くこともあると思いますが、お子様が小さければ小さいほどゆとりを持ったスケジュールにして下さい。慣れない場所は緊張してぐずったりしやすくなります。疲れたらゆっくり休ませてあげて下さい。

 子どもは日々成長、発達していきます。手を貸すことも大事ですが、見守りはもっと大事です。子どもの成長、発達には人ともかかわりが大事です。いろいろなことに挑戦させて、できたらほめてあげて下さい。褒められるとお互いに気持ちいいですよね。出来ない時は一緒に考えて下さい。親子でも人と人のかかわりです。子育て=親育ち=人育ちです。
お子様のいいところいっぱい見つけましょう。いっぱい自慢していいですよ。そんな親を見て子どもも自信が持てます。
子育てって大変だけど、楽しいですよ。毎日頑張っている子育て中の皆さんにエール送ります。私たち助産師も何かお手伝いできること一緒に学びたいと思います。
 

(助産師ネットワーク たね 代表 川端起代美)

お問合せ先

福井市 福祉部 子育て支援課
電話番号:0776-20-5270/FAX番号:0776-20-5490
最終更新日:2014年4月25日

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