こんにちは。地域で活動している助産師の村井亜子です。去年、主人の転勤で3歳の娘と共に福井県へ引っ越してきました。今回は、県外から引っ越してきて発見した福井での子育ての素敵なところを少しお話しようと思います。 まず、福井に来て感じたことは公共施設が立派なことです。スケールの大きさ、そしてその利用料金に驚きました。「この施設が無料?」「すごく立派な図書館…」「公園が綺麗!広い!」と言い出したらキリがありません。以前住んできたところでは、公共施設の駐車場が無い・もしくは狭い、本の数・種類が少ない、立派な施設も有料など、どこか窮屈な思いもしていましたが、福井はスケールが違うと感じました。
次に、優しい親切な方がたくさんいると感じました。公園やスーパーなどでも、子どもを連れて歩いているといろんな方が気軽に声をかけてくださいます。どことなく人間関係が希薄になりがちで、困っている人がいても声をかけづらいように感じていたのですが、福井には心の温かい方がたくさんいらっしゃると思いました。
そして、自然が豊かなことです。これは子育ての上で大事なことだと日々思っています。以前住んでいた所は、高速道路の近くで、地下鉄・市バスも最寄りにある便利のいい環境でしたが、その分自然が少なく人工的で、私が小さい頃当たり前のように見ていた植物・生物を見かけることが難しい環境でもありました。私の娘は、福井へ引っ越してくる前にカエルを見たことがなかったため、鳴き声も知らず、バッタ・コオロギ・トンボ・アメンボなども見たことがなく、写真で教えても、忘れてしまい印象には残りませんでした。しかし、植物・生物をまじかで見ることができるようになりイメージが掴めるようになりました。「百聞は一見に如かず」とはまさにこのことだと感じます。
いろんな土地でいろんな子育てがあるかと思います。福井でしか経験できないこともたくさんあります。お母さん方も育児に追われる毎日だと思いますが、お子さんと一緒に自然の中でお散歩したり、遊んでみてはいかがでしょうか。
(助産師ネットワーク たね 助産師 村井亜子)