お久しぶりです。
助産師ネットワーク たね 代表 川端 です。長くお休みしまして申し訳ありませんでした。
急に寒くなりましたね。今回は 『冬の過ごし方』 についてお話します。
この時期 夜間に目覚める子ども多く、「夜中に何度も起きて・・・」 と悩むお母さんが多いです。
日頃の質問にお答えします。
部屋の温度、湿度は、お部屋の環境は?
● 部屋の温度は20℃前後、湿度50~60%に保てるといいです。
● 暖房器具は安全なものを使いましょう。ホットカーペットやあんかは低温火傷に注意です。
● 湿度が40%より低くなると風邪をひきやすくなると言われています。加湿器も必要になるかもしれませ
ん。部屋全体の湿度をあげることは難しいと思いますので、お子様のいる近くに濡れたバスタオルをか
けたり、部屋の隅にコップに水を入れて置いたりしてみてはいいかと思います。
衣服の着せ方は?
● 体温調節が苦手なので、寒い季節は保温に努めましょう。関節(肩、肘、手首、股関節、膝、足首)
を冷やさないように気をつけましょう。特に下半身は暖かく保ちましょう。
● 手足が冷たいときは末梢の血液の循環が悪いときです。手足のマッサージなどで血液の循環をよくし
て手足を暖めてあげましょう。マッサージなどで循環をよくしてからレッグウォーマーなどで保温してあ
げましょう。
● 背中を触ってみて汗ばんでいたら暑いので1枚脱がせます。
寒い時は1枚着せて背中を暖めてあげてください。
● 子どもの体温が高いのは、免疫効果を高めるためです。
(人は37℃で一番免疫機能効率よく働きます。)
体調崩しやすいのですが?
● 冬はウイルス性の感染症が流行します。感染予防にはうがい、手洗いです。手洗い出来ない時は
濡れタオルで手を拭いてあげて下さい。うがい出来ない時は、お茶か白湯など飲み物を飲ませ
て、喉のウイルスを流します。のどの潤いが無くなると喉にウイルスが着きやすくなるのでこまめ
に水分補給して下さい。
● 感染症が流行している時期は人ごみへの外出は出来るだけ控えましょう。外出するときは人ごみの少
ない時間帯を選びましょう。
● 生活のリズムを整えることです。
時間ではなく毎日同じサイクル(睡眠⇒遊び⇒食事⇒遊び⇒睡眠・・・)で生活出来るように配慮してあ
げましょう。
● 室温が下がり体温が下がると目がさめる時があります。午前1時~2時頃、4時~5時頃に目が覚める
ことが多いです。目が覚めるとママを探します。
ママを感じるためにオッパイを吸って安心してまた寝ます。子どもに安心を与えてあげましょう。
● 冬は室内にいることが多く、運動不足になりがちです。体を使った遊びをしましょう。
年末年始出かけたいのですが?
● 年末年始、帰省したりお出かけの機会が多いと思いますがお子様に合わせて無理しないようにゆ
とりある計画を立てて下さい。
● 自動車で移動の時は、お子様がぐずったら休憩して気分転換しましょう。
電車や飛行機の場合は余裕をもって移動しましょう。
● この時期ママも無理して疲れやすいので、暴飲暴食に注意しましょう。特に母乳のママはおっぱいのト
ラブルを起こしやすい時期です。気をつけて下さい。
食べすぎたら必ず水分を多めに取り母乳を出すことです。
周りが落ち着かないとお子様も落ち着かなくてぐずったり体調を崩したりします。まずはご自分の生活を見直しいつもと変わりなく過ごせるといいですね。
『助産師ネットワーク たね』 代表 川端起代美