お久しぶりです。夏ごろに一度書かせていただきました三嶋です。
今回は、私の身近に離乳食について悩んでいる方があまりに多いので、私なりのアドバイスをさせていただこうと思います。
大切な大切なわが子。今まで頑張っておっぱいをあげてこられたことでしょう。母乳の方なら自分が食べたものが赤ちゃんの体を作ると思うと、母乳食も吟味されてきたのではでないでしょうか。
さあいよいよ離乳食の開始です。安全安心な食材を選び、健康な体を作ってあげてください。
今まで朝食を食べなかったというお母さんも、これを機にぜひ一緒に食べるようにしてください。
いつごろから始めたらいいの?
生後6か月もすぎ、お母さん方が食べているものを欲しそうにしたり、よだれを出したりというのが一つの目安です。しかし差はあると思います。小さく生まれていたり、アレルギーがあれは少し遅らせたほうがよいでしょう。しかし「一度始めたら後戻りできないから怖い」などの理由で始められないお母さんは力を抜いてください。「赤ちゃんのために何かを作らなければ」と思うからつらいのです。だってみなさん必ず食事しているでしょう。基本は親の食事のとりわけでよいのです。
これは私の考えですが、歯が生え始める時期はご飯を食べ始める時期だと思います。かむことで歯はきれいに伸びてくれます。おっぱい好きの子も、徐々に授乳間隔を延ばし離乳食を進めてあげてください。
食事の進め方
日本人ですので米からのスタートがよいでしょう。卵・乳製品・小麦は手軽ですがアレルギーを起こす子も多いのであまり早くにあげないほうがよいと思います。まずはいろいろな野菜から試してみて。本には何品も書いてあるけど一品で充分。たくさんの野菜の味噌汁やスープを毎日作っておくだけでも良いと思います。
赤ちゃんにも好みがあってドロドロが好きでない子もいますよ。
おっぱい好きの赤ちゃんはお母さんの軟らかい乳首しか口に入れたことがないので、舌で押し出してしまい、なかなか進みません。離乳食を始めたころから授乳の時間をある程度決め、メリハリのある生活にしていきましょう。飲みたいときの飲みたいだけはもう卒業です。
味のつけ方
よく「素材の味に慣らす」はとても大事ですが、なかなか食べてくれない子は、だしの取り方をマスターし、活用してください。味はつけなくともだしが効いているとおいしいですよ。親が薄味なら赤ちゃんにだって味をつけても大丈夫。白ご飯をたべてくれないという相談がよくありますが、赤ちゃんにはまだ白ご飯のおいしさはわからないのかもしれませんね(笑)。混ぜることへの罪悪感を感じているお母さんがかなりいますが大丈夫です。
うちの子ども達は、混ぜたご飯しか食べさせていなかったけれど、今では白ご飯大好きです。
離乳食教室の案内
なるべく体にやさしいものをと考えた離乳食教室開催しています。肉魚卵は使っていません。野菜は無農薬にこだわり、調味料も自然のものを使用しています。大人の料理を作り、取り分けて赤ちゃんのご飯も作ります。
《日時》 第3火曜日 午前10時から12時まで
《場所》 福井市安居公民館
《問い合わせ先》 三嶋 百合子(助産師) TEL:090-6275-2351
興味のある方、離乳食が進まない方、おいでください。
『助産師ネットワークたね』 三嶋 百合子