ぶん：かんざわ　としこ
え：やぎゅう　げんいちろう
出版社：福音館書店　                           
対象：2歳から
◆おすすめポイント◆
「たまごのなかでかくれんぼしてる　あかちゃんはだあれ？でておいでよ」と、白くてまあるい卵に向かって呼びかけます。すると、出てきた出てきた。大きい卵、小さい卵、たくさんの卵の中から次々といろいろな生き物の赤ちゃんが飛び出します。最後に大きな大きな卵から出てきたのは…！？リズミカルなくりかえしの言葉が続き、思わず口ずさんでしまう絵本です。

文：富安　陽子　
絵：降矢　なな　　
出版社： 福音館書店
対象：４歳から
◆おすすめポイント◆
やまんばの娘まゆは、雑木林で鬼に出会いました。鬼はとてもおなかが空いていたので、まゆを大鍋で煮て食べてやろうと家に連れて帰ります。鬼が悪い人だと知らないまゆは、お湯を沸かすお手伝いをします。ところが、まゆはとても力持ち！たきぎや石ころを思いもかけない方法で集めるまゆの力を見た鬼の顔やしぐさがとても愉快です。痛快な女の子まゆのシリーズ1作目です。

作：どい　かや
出版社：あすなろ書房
対象：5歳から
◆おすすめポイント◆
七つの山からなる「ナナカラやま」にすむ動物たちは、この土地の言い伝えや、昨日あった出来事など、様々なお話を語ったり聞いたりするのが大好き。大きな家ではなく、小さな家を建てたコジュケイのお話や、ナナカラやまができた由来など、短いお話が数話入って１冊になっています。挿絵が豊富で、読み聞かせにも一人読みの始めにもお薦めです。シリーズに他２冊があります。